35歳の高校生 第9話 ストーリー
野田校長(榎木孝明)は「今の若者に必要なものは未来を思い描く力です」と、阿佐田教育長(渡哲也)の講演の受け売りで、生徒たちに“10年後の自分への手紙”を書かせることを提案。さらに、生徒たちに特別カリキュラムを課すと言い出した。
3年A組の特別カリキュラムは、2泊3日のキャンプに決定。小泉(溝端淳平)がそのことを知らせると、3Aの生徒たちからは不満が続出。しかし、亜矢子(米倉涼子)だけは「皆行こうよ。私…行きたい」と主張。すると、生徒たちの空気は変わり、修学旅行に行っていない亜矢子のためにキャンプに行こうという雰囲気になる。
キャンプ初日、小泉は「このキャンプはサバイバルキャンプ」だと発表。食事はすべて自給自足でまかない、食事が終わるごとに不要だと思う人間を投票で選び、一番多く票が集まった生徒を追放する。追放された生徒は、牢屋のような場所にキャンプ終了まで閉じ込められることになると言う。生徒たちからは盛大なブーイングが起きるが、正光(菅田将暉)の「いいんじゃね、乗った」の一声で全員の参加が決まってしまった。
初めは嫌々だった生徒たちも、亜矢子が率先して川魚を釣ったり、食事の支度を指示したりとリーダーとしての手腕を発揮すると、次第に亜矢子を中心にまとまっていく。
しかし、1回目の投票で追放となったのは亜矢子。亜矢子の事が気に入らない正光が、2軍、3軍の生徒を脅して亜矢子を追放させたのだ!
亜矢子がいなくなったキャンプは、すっかり元の空気に戻り正光たち1軍が支配。そんな中、2回目の投票が始まった。次に追放が決まったのは、なんと正光だった―――