35歳の高校生 第11話 ストーリー

3年A組では、亜矢子(米倉涼子)に対する“魔女裁判”が続いていた。正光(菅田将暉)の追及はさらにエスカレート。これまで3Aに起こった事件が記された古いノートを突き付け、事件はすべて亜矢子の自作自演だと責める。

亜矢子は無実を訴え、そのノートは亡くなった亜矢子の母・依子(手塚理美)の日記だと明かした。そして「私は…母の日記を現実にするために…この学校に来たの」と、ノートに秘められた真実について語り始めた…。

亜矢子の悲しい過去の告白を聞いた生徒たちは言葉を失い、亜矢子を信じるべきなのか迷う。しかし、正光は、阿佐田(渡哲也)のスパイとして、自分の正体をずっと隠し、3Aの生徒たちを使った実験に加担していたと、亜矢子を責め続ける。

裁判の途中、休憩を入れた正光は、亜矢子を屋上へ呼び出した。正光は「俺だけには本当のことを話してよ。もう一人、誰かいるんでしょ?」と、これまでの事件を仕掛けたのは亜矢子ではなく、亜矢子が誰かをかばって黙っていることに気付いていた。

そこへ突然、阿久津(山﨑賢人)が現れ「全部、僕のしたことだ、君は、調子に乗り過ぎたよ」と、正光の喉元にナイフを突き付けて教室へ向かう。学校中が大騒ぎになる中、阿久津は3Aに起こった事件はすべて自分の仕業だと告白を始めた。

そして、胸の内をすべて語った阿久津は「――終わりだ」と、手に持ったナイフに力を入れ、必死で逃げる正光を追い詰める。そして、刺そうとしたその時、正光を庇うように亜矢子が立ちはだかり、阿久津の向けたナイフは亜矢子に突き刺さった―――


引用;http://www.ntv.co.jp/35jk/story/index.html