INDEX; 1.簡単ASPアプリケーション作成ツールの構成 2.ASP作成ツールの動作環境 3.Webアプリケーション作成手順 4.ASP作成ツールのダウンロード 5.作成ASPの動作方法 |
TARGET; ・ACCESS(DB)連動Webアプリケーション(Active Server Pages:ASP)を 自動作成する。 ・今まで、EXCEL等で管理していた作業をWebへ移行し、 社内や部内でデータの共有化が図れます。 EXCEL→AccessからASPを自動作成します。 -例- ・備品管理システム ・携帯電話番号管理システム ・営業日報システム ・ライセンス管理システム ・図書管理システム ・稟議書管理システム 等 が簡単に作成できます。 |
1.簡単ASP Webアプリケーション作成ツール(ASP作成ツール)の構成
本ツールASP作成ツールは、Microsoft Access Mdb から、簡易なWebアプリケーション(ASP)を生成作成するものです。 本ツールは、Web上で動作し、次の機能を生成作成します。 (生成機能) (1)一覧表(10件ごとまたは全件表示)。データベースのフィールドがメモ型の項目は表示しません。 「10件ごと」と「全件表示」は、ボタンで切り替えが出来ます。 (2)全項目表示(同上)。データベースのフィールドがメモ型の項目も表示します。 「一覧表」と「全項目表示」は、ボタンで切り替えが出来ます。 (3)新規登録フォーム(プルダウンメニューの自動生成可) (4)更新フォーム(同上) (5)メール送信(新規登録、更新時)(オプション)。メール送信はBASP21を使用。 (6)検索機能(データベース項目による検索) (7)起動時ログイン画面表示機能
(説明) (1) *1:EXCELファイルのインポート 予め作成した空のMDB(ファイル名任意)に、メインテーブルやプルダウンメニュー用定数テーブル等を インポートします。 また、予め作成した空のMDBのDSN名(データソース名)(名は任意)は、IISに登録しておきます。 (2) *2:ASP作成ツールを起動します。 URL; http://127.0.0.1/aspmake/aspapli-make.asp (ローカルサーバの場合) 起動したら、画面の指示に従い操作します。 (3) *3:画面操作で入力されたデータベースのテーブルを読み込みます。 (4) *4:ASPが生成されます。 そのファイル名は、メインテーブル名+main.asp です。適宜、後で変更してください。 (5)ASP作成ツールのファイル構成(このファイル全体をダウンロードできます)
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2.ツールのシステム構成(動作環境)
ASPが動作可能なWindows環境が必要です。
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3.Webアプリケーション作成手順〜ASP作成ツール操作手順
(1)EXCELファイルを作成します... Webで処理する管理簿等の項目名及びそのデータをEXECLに作成します。(説明上、メインシートと呼ぶ) データが無い場合は、項目名のみを作成します。 また、フォームでプルダウンメニューにしたい項目の値を別シートに作成します。(説明上、サブシートと呼ぶ) (作成規則) ・メインシート 最後の項目の後に「更新月日」という名で一項目を追加してください。値(データ)は、入力不要です。 ・サブシート 1列目に、項目名(名前任意)、値1、値2・・・と作成します。値1(2行目)が、メニューの デフォルト値になります。 (サンプル事例) ・bihin-sample.xls (EXCELファアイル) bihin-sample.xlsのシート構成(シート名)は、つぎのとおりです。 ・備品台帳(メインシート。必須テーブル。) ・資産区分(サブシート。プルダウンメニュー用。) ・良否(同上) ・種別(同上) ・管理部門(同上) ・システムテーブル(システム管理テーブル。パスワード等。必須テーブル。) (2)EXCELファイルをインポートします... (操作方法) @ ACCESSを起動し、空のMDBを作成します。(場所、MDBファイル名任意) A 作成したEXCELファイルから、シートごとに、MDBにインポートします。 (データベールテーブル名は、任意。日本語可。) (1)項サンプル事例のシートをインポートし見てください。 (インポート時の留意事項) @ インポート時、「先頭行をフィールド名として使う」及び「主キーを自動的に設定する」を選択して下さい。 「主キーを自動的に設定する」を選択すると、主キーのフィールド名はIDとなります。 A インポート後、各フィールドの「データ型」を適切に設定してください。 「更新月日」フィールドは、「日付/時刻型」としてください。 B フィールドが「テキスト型」の場合、その「フィールドサイズ」を適切に設定してください。 また、「空文字列の許可」を「はい」と設定してください。 C フィールドが「メモ型」の場合、フォームは「テキストエリア」として生成します。 (3)ASP作成ツールを起動します... (起動URL) ・http://127.0.0.1/aspmake/aspapri-make.asp (ローカルサーバーの場合) (4)画面に従い操作します... (操作画面)この画面は、実際の画面と同様ですが、この画面からはASPの生成は出来ません。 (ASP作成 START)の@,A・・・Gの順に操作します。この画面では、何を入力しても結果は、 前記(1)-(作成事例)のEXCELファイルの備品台帳テーブルのデータを表示します。 表示されている値は実際のデフォルト値です(図2参照)。
図3 ASP作成ツール操作画面
ASP作成ツール-ASPアプリケーション作成
管理台帳のようなWebでACCESS*1と連携する簡易なASPのWebアプリケーション(*.asp)*2を生成します 本APは、「Microsoft Jet 4.0 OLEDB Provider」を使用しDBをアクセスします。 生成は、単独TABLE構造のDBのみです。 *1:ODBC-Microsoft Access Driver(*mdb)を使用)。 *2:メインテーブル名をファイル名とします。
(準備)
(1)DBを定義したACCESS(mdb)を用意し、必要EXCELファイル(シート)をインポートします。
必要ファイル(シート)は、 @管理台帳ファイル(メインテーブル) A定数ファイル(プルダウンメニュー用定数) Bその他ファイル(例えばカウンター) なお、Bその他ファイル(例えばカウンター)のアクセスは作り込みが必要です。 ・ Fieldの最初はField名は'ID'とし オートナンバー型で主キーとして下さい。(メインテール)(重要) ・ Fieldの最後はField名は’更新月日’とし日付/時刻型として下さい。(メインテール)(重要) ・ 選択項目入力を行うには、項目を格納したTableを用意してください。(プルダウンメニュー用テーブル)(重要) その場合は最初のFieldを通番とし、2Filed目を選択値のFiledとして下さい。
(2)ASPが動作する環境にターゲットDBをODBCで接続できるように設定して下さい(システムDSNに登録)。
(ASP作成 START)4.ASP作成ツールのダウンロード
>ASP作成ツールのダウンロード(図2の全体をダウンロードします) なお、BASP21は別途ダウンロードが必要です。5.作成ASPの動作方法
(1)ASP作成ツールで生成作成されたASPは、必要に応じ自由にカスタマイズして下さい。 (カスタマイズ上の留意点) ●フォーム関連 @フォームの名前(name=xxx)は、全て日本語(DBのフィールド名)になっていいます。 JavaScript等で処理する場合は、ID名(id=xx)を使用してください。 Aフォームのサイズ(size=xxx)は、DBのフィールドサイズになっています。 適宜、変更してください。 ●一覧表のテーブルのセルの長さ テーブルの各セルは<td nowrap>としています。適宜、変更してください。 ●JavaScriptのjsファイルとStyleSheetのcssファイル 次のファイルをASP内に生成しています。 ・javascripts.js(JavaScript:./jslib/javascripts.js) ・stylesheets.css(Style Sheet:./jslib/stylesheets.css) ●生成されたASPのファイル名、一覧表タイトル、フォームタイトル等について 各設定項目は、生成されたASPの18行目付近にあります。適宜変更して下さい。 例は、ASP作成時のデータベースメインテーブルが bihin の場合です。 一覧表の表示順のデフォルトは、IDフィールドについて降順(新しい順)です。●システムテーブルについて 作成したASPを動作させるためにはシステムテーブル必要です。 テーブル仕様は、下表のとおりです。1レコード用意します。
18 '***次の設定値は適宜変更して下さい*** 19 LPP = 20 '一覧表の画面当りの表示行数 20 ASPNAME = "bihinmain.asp" '生成 .aspファイル名 21 TITLElist = "bihin" '一覧表 タイトル名 22 TITLEform = "bihin" 'フォーム画面 タイトル名 23 TITLEhtml = "bihin" 'HTML TITLE タグ タイトル名 24 AscDesc = "DESC" '一覧表のIDの表示順序 ASC:ID昇順 DESC:ID降順 25 '***ここまで 設定値の変更***********
(一覧表タイトル例)
(フォームタイトル例)
(2)ディレクトリ(フォルダ)の構成 ASP作成ツールで作成したASPの配置例を次に示します。
表2 システムテーブル仕様
No フィールド名 データの型 初期値 備考 1 ID オートナンバー 1 インデックスキー。値:1。フィールド名は半角。 2 カウンター 数値型 0 長整数型。小数点以下表示桁数:0。 3 ログインパスワード テキスト型 5678 フィールド長:8 4 管理者パスワード テキスト型 1234 フィールド長:8 5 予備1 テキスト型 空 フィールド長:255 6 予備2 テキスト型 空 フィールド長:255 7 更新時刻 日付/時刻型 空 (3)メール機能を使用する場合は、先ず、BASP21をインストールして下さい。 次に、ダウンロードファイルに同梱のsendmail.aspのソースコードを動作環境に合わせて修正して下さい。 赤字の部分を修正します。
図4 作成したASPの配置例 +---[bihin] ←bihinフォルダ(場所、名称任意)内につぎのフォルダ、ファイルを配置 +--- ASP作成ツールで作成した*.asp +--- sendmail.asp +--- [jslib] +--- [img] +---xxx.mdb ← データベース(Access mdb)。場所、名称任意。 +---[sendmail] ←BASP21用フォルダ(場所、名称任意)内につぎのフォルダ、ファイルを配置 +--- [send-box] ←送信メール保存フォルダ(名称任意。(3)項参照。) +--- sendmail.log ←送信メールログファイル(名称任意。(3)項参照。)
8 '設定---------------↓ 9 servername = "mail.xx.mmmmm.co.jp" 'サーバ名 (必須) 10 logname = "C:\Inetpub\wwwroot\aspmake\ap\sendmail\sendmail.log" 'メールログファイル (必須) 11 savefolder = ">#save C:\Inetpub\wwwroot\aspmake\ap\sendmail\send-box" 'メール保存フォルダ (必須)>#save はそのおまま 12 fromaddr = "foo@foo.com" '発信者メールアドレス(必須) 13 subject = "稟議書通知メール" 'メール件名 (必須) 14 header = "〜*〜以下のとおり登録しました〜*〜" & chr(10)&chr(10) '本文に付けるヘッダー(任意) 15 'header = "" '本文に付けるヘッダー(任意) 16 footer = chr(10) & "※このメールはホームページから発信しています。" '本文に付けるフッター(任意) 17 'footer = "" '本文に付けるフッター(任意) 18 19'-------------------↑ |
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